あらすじ
四肢を失った天才魔導技師、エリス・クロイツェル。
史上最年少で特級魔導技師となった彼女は、自ら開発した魔導義手と義足を使いこなし――そして今日も、勝手に自分の身体を改造していた。
審議中に義手を分解する。運搬用の補助腕を「鋼鉄荷運び天使」と命名する。ロケットパンチを作ったのに、回収方法を考えていない。
技術力は間違いなく天才。命名センスと生活能力には、かなり問題がある。
そんなエリスは、規則違反を重ねた末に魔導技師資格を剥奪され、王立魔導技術院を追われる。
だが彼女は止まらない。
古びた工房を手に入れ、壊れた道具を直し、困っている人のために新しい魔導具を作り始める。
完璧に動く義足より、転んでも立ち上がれる義足を。戦うための魔導具より、生きて帰るための魔導具を。
やがてエリスは、自分が四肢を失った十二年前の災害と、この世界を覆い始める「白化」の真実へ近づいていく。
これは、何でも作れる天才少女が――最後に「自分が安心して休める場所」を作るまでの物語。
魔導義肢×発明×工房×コメディ、ときどきシリアス。
全60話・完結済み。
※本作品はカクヨムにも掲載しています。