あらすじ
高校二年生・久世蓮は、自分に配られた人生を「外れ」だと思っていた。
親も、生まれた場所も、才能も外れ。
世界に期待せず、「こんな世界、終わればいいのに」と思いながら生きている。
そんな彼の暮らす街で、人が突然燃え、眠り、地面の下へ消える――常識では説明できない事件が相次ぎ始める。
その原因は、人の強い絶望から生まれる異能。
そして皮肉にも、世界に絶望していた蓮が手にしたのは、その異能を消す力だった。
武器は、二百円のカプセルトイで引いた外れ景品――「なまくらソード」。
世界なんて救いたくない。
面倒なことにも関わりたくない。
それでも、目の前で誰かが傷つけられれば、蓮は放っておけない。
やがて同級生・神崎玲央奈とともに不可解な事件を追うなかで、蓮は他人の絶望に触れていく。
そして、世界を嫌っていたはずの彼のまわりには、少しずつ「終わってほしくないもの」が増えていく。
それでもこの世界を終わらせたくない理由を見つけていく、高校生たちの現代異能×青春×ミステリー。
※第1章は毎日更新予定です。
※小説家になろうにも掲載しています。