あらすじ
『我々は神話を造り上げる』
その言葉と共に始まった極秘実験。
研究者アレクセイ・ドルガチェゴフは、人々に安寧と平和をもたらす存在――『夢盃』の創造を目指していた。
記憶を持たない少女。
意志を持たない少女。
心を持たない少女。
完璧を求め続ける少女。
夢を独占する少女。
六度の失敗。
六人の少女。
それでもアレクセイは諦めなかった。
夢を見ることのできない一族に生まれた彼は、父の遺した装置に全てを賭けていたのだから。
だが実験が進むにつれ、記録には存在しない声が残され始める。
『お前は間違ってない』
それはノイズなのか。
誰かの悪戯なのか。
それとも────。
これは『虚数мечта』の外側で行われていた、誰にも知られてはならない実験記録。
そして、七番目の物語へ続く神話の始まりである。