あらすじ
目を覚ますと、僕は卵の中にいた。
頭の中に過るノイズと、遠い記憶。
自分がかつて人間であり、そしてこれから食肉用のヒヨコとして肥育され、出荷される運命にあることを悟る。
絶望する僕の隣で声をかけてきたのは、同じく元人間の記憶を持つ「十三番」の卵だった。
殻を破り、養鶏場のコンテナに放り出された僕たちを待っていたのは、人間たちの冷酷なシステム。
このままでは数か月後に唐揚げにされてしまう!
逃げ出すこともできない狭いコンテナの中で、僕たちが思いついた唯一の生き残り戦略——それは……。
ややシュールなコメディです。
短編に近い中編。サクッと読んで頂ければ有り難いです🙏