あらすじ

赤ずきん。人魚姫。シンデレラ。白雪姫。眠れる森の美女。ヘンゼルとグレーテル。青ひげ。 誰もが知っている、七つの童話。 けれど――それらが子どもたちへ語られる「童話」になるより、遥か昔。 狼は肉ではなく《名》を喰らい、 海の娘は恋のためではなく、自分の《潮名》を求めて陸へ上がった。 灰かぶりの娘は灰の下に本当の名を隠し、 雪肌の姫は鏡に記録されたことで死を与えられ、 百年眠ったのは姫ひとりではなく、王国そのものだった。 パン屑の消えた森では、子どもたちが互いの名を呼び、 開けてはならない部屋では、歴史から消された花嫁たちの記録が眠っている。 これは、童話を書き換える物語ではない。 後の世で童話と呼ばれることになる、 正史にも神話にも残らなかった物語の《残響》。 語り部リラ=ファブラが拾い集めた、 忘れられた七つの夜の記録。 ――物語は、終わるために語られるのではありません。 消えないために、語られるのです。 全七夜のダークファンタジー短編集。 ※公式サイト先行公開、小説家になろうでも公開中。

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カクヨム
カクヨム2026/08/30
  • 現在の作品残響童話録 ―赤ずきんも、人魚姫も、まだ童話ではなかった頃―