あらすじ
VRゲームが一般化して十数年。
フルダイブ技術は成熟し、誰もが仮想世界へ潜る時代になった。
だが、技術の進歩とは裏腹に、VRゲーム業界は完全に停滞していた。
どのゲームも似たような世界観と戦闘。
NPCは決められたセリフを繰り返すだけ。
熱中した頃にはサービス終了の告知が出る。
大学生・保科或人もその停滞を感じていた。
VRゲームは好きだが、期待することはなくなっていた。
ファミレスの厨房で働きながら、惰性でゲーム博覧会の配信を見る日々。
そんなある日、ある一本のゲームタイトルが発表される。
『ユグドラシル』
ユグドラシルの最大の特徴は、
NPCが自我を持つ世界であること。
永遠に過疎ることの無い世界
「枯れない世界」の物語が今始まる。