あらすじ
平凡な会社員だった俺は、気づけば異世界に転生していた。
剣と魔法の世界。
勇者、賢者、剣聖――そんな職業を期待してステータスを開いた俺に与えられていた職業は、
《清掃員》
しかも勤務先は、よりにもよって魔王城だった。
床の血痕。
壁に染みついた呪い。
魔族が残した魔力。
誰も近づきたがらない地下牢。
そんなものを毎日モップ片手に掃除していた俺は、ある日気づく。
――掃除した場所に残った魔力を、俺だけが吸収できることに。
掃けば掃くほどMPが増える。
磨けば磨くほどスキルを覚える。
誰も掃除したがらない危険な場所ほど、とんでもない力が手に入る。
だが、この能力を知っている者は誰もいない。
俺はただの清掃員として働きながら、今日もこっそり魔王城を掃除する。
そして気づいた時には――
「……あれ? 俺、レベル999になってる?」
これは世界最強になってしまった清掃員が、今日もモップ片手に魔王城を綺麗にする物語。