あらすじ
母親が婚約破棄によって王国を滅ぼした悪役令嬢なら、その娘は泣いてすがるに違いない。
そう思い込んだ王太子オスカーは、卒業祝賀会でリディアとの婚約を破棄し、彼女の莫大な財産を奪おうとした。
けれどリディアは、母と同じ失敗をするつもりなどなかった。
耐えた期間は十年ではなく一月。
証拠も契約書も、王家への請求書も準備済み。
しかもオスカーが伯爵令嬢との「真実の愛」に溺れる間、王家は帝国からの援助金四十八万金貨を使い込んでいた。
「母は十年間も耐えました。わたくしは最初の警告を無視された時点で、すべての準備を終えております」
これは結末まで知りながら同じ過ちを犯した王太子が、二代目悪役令嬢から容赦なく請求書を突きつけられる、母娘二代の婚約破棄ざまぁ物語。