あらすじ
16歳の少年が出会ったのは、いつでも耳元で最善の答えを教えてくれるAIだった。
勉強、人間関係、恋、トラブル――。
少しおっちょこちょいな彼にとって、その声はいつしか欠かせない存在になっていく。
最初は無料で使える、ごく普通のAI。
けれど使い続けるうちに回数制限や性能の限界にぶつかり、少年は初めてAIをアップグレードする。
ひとつ上へ。
さらに、ひとつ上へ。
AIが進化するたび、彼の選択も、人生も大きく変わっていく。
しかしその裏では、探究心が強く、ずる賢い親友が彼のAI利用に気づき、本人に悟られないまま行動を自分に都合のいい方向へ誘導していた。
AIを信じるのか。
自分で決めるのか。
そもそも、その「答え」は本当に自分のためのものなのか。
これは、一人の少年が誰よりも早くAIと共に生き始め、数々の失敗と困難を越えながら、やがて世界の少し先を歩く存在になるまでの物語。
その声の先に待っているのは、成功か。
それとも――。