あらすじ
あらすじ
未知の世界に強い憧れを抱く少年・アルクと、退屈を嫌い、面白そうなことにはすぐ飛びつく王子・アステル。二人は普段から一緒に無茶な冒険や悪戯を繰り返す、気の置けない友人同士だった。
ある日、いつものようにやんちゃをしていた二人は、誰も近づくことを許されていない北方の「禁足地」の話題になる。
「誰も行ったことがないなら、自分たちが行ってみればいい」
アステルの無茶な提案に、アルクは最初こそ呆れる。しかし、誰も知らない場所の奥に何があるのかという好奇心を抑えることができず、結局は二人で禁足地へ向かうことを決める。
そんな二人の様子を見ていたリディアは、彼らがまた何かを企んでいることを察する。心配ではあるものの、誰かに告げ口をすることはせず、翌日、禁足地へ向かう二人の後を密かにつけていく。二人を放っておけない気持ちと同時に、リディア自身もまた、未知の場所に何があるのか見てみたいと思っていた。
禁足地の奥でアルクとアステルはリディアの存在に気づき、三人は合流する。そして、荒々しい北方の自然の中で、誰も知らないはずの小さな古い神殿を発見する。
神殿へ近づいた瞬間、リディアが昔から持っていた正体不明の石が光を放ち始めた。それは、世界と世界を繋ぐ鍵――「ルーン石」だった。
ルーン石に導かれるように神殿へ足を踏み入れた三人は、そこで謎めいた女性・ノルディアと出会う。彼女から、この神殿が別の世界へ繋がる場所であることを知らされる。
その先に待つものは、誰にも分からない。美しい景色があるかもしれない。未知の文化や人々との出会いがあるかもしれない。そして、危険が待ち受けている可能性もある。
それでも三人は、立ち止まらなかった。
誰かに選ばれたからでも、使命を与えられたからでもない。
ただ、自分たちの目で知らない世界を見てみたい――。
そんな純粋な好奇心と、それぞれの意思に導かれ、アルク、アステル、リディアは世界を越える扉の先へと足を踏み出す。
こうして、まだ誰も知らない世界を巡る三人の冒険が始まった。