あらすじ
六日後、この街は滅びる。
王都からの救援は凍結され、兵も物資も足りない。
残されたのは、過去に却下された七つの策だけだった。
記録係のレオには、物や記録に触れることで、採用されなかった計画の断片を見る力がある。
《没案回収》。
だが、見えるのは完成した答えではない。
消された言葉、却下された理由、実現しなかった未来の欠片だけ。
現場を知るミラ、廃材を直す少年ノアとともに、レオは捨てられた策を拾い直し、今ある人と物で街を守ろうとする。
なぜ、街を救うはずだった計画は取り消されたのか。
そして、誰が滅びる未来を選んだのか。
これは、誰にも選ばれなかった未来を拾い、滅びの記録を書き換える物語。