あらすじ
かつて無実の罪を着せられ、
無念の死を遂げた英雄ジャスティス・オリジン。
その魂は果てなき輪廻を超え、
極東の荒野にて一族の末裔「ジュピター」として転生を果たした。
彼は12星座を司る神・バースの加護を覚醒させ、
群雄割拠する「大宇宙(ユニ・バース)」を統合。
西方の魔導帝国銀河群を破り、
前人未踏の「蒼天銀河帝国」を築き上げた。
「風は世界を穿ち、龍は万物を統べる」——
極東の辺境に生まれた風の一族の末裔ジュピターは、
代々血脈に宿るとされる十二星座の神バースの加護を、
歴代の誰よりも強く顕現させた稀代の魔導師だった。
彼は空を覆う風騎兵を率いて
群雄割拠する「大宇宙(ユニ・バース)」を血で洗い統合し、
さらに西方に君臨する古き魔導帝国銀河群をも打ち破り、
前人未踏の版図を誇る「蒼天銀河帝国」を築き上げる。
だがその死後、絶対的な盟主を失った帝国は、
広大な領域と神威の継承を巡り、
バースの加護を分け持つ黄金の血脈同士が呪詛と魔導で骨肉相食む未曽有の「継承争乱」へと突入する。
海の嵐を司る神威を宿しながら、
生前ひそかに南方の千年龍脈「大宋龍華星界」との融和を模索していた父ポセイドンは、
志半ばにしてこの争乱の渦中に斃れた。
父の遺志を継いだ孫アポロンは、
風のみに頼る狩猟魔導の限界を見出し、
一族の猛反対を押し切って
南方の古法・精霊術と風の神威を融合。
二つの神威を束ねる新たなる
光輝の帝国「大元星導国」を創世し、
争乱で疲弊した銀河に再び秩序をもたらす。
祖父が荒らし、
父たちが引き裂いた銀河を
真に一つに束ねるため、
王冠を戴いた太陽神アポロンは、
風とも龍とも異なる独自の地脈信仰と太陽神を奉じ、
なお頑強に抗い続ける異界の星系「東瀛」へと、
風と龍をその身に纏う超光速艦隊を解き放つ。
祖父の征服と父の融和、
その両方を継いだ者だけが辿り着ける真の統一への最後の遠征が、
今まさに始まろうとしていた。
銀河の命運は、この一戦にかかっている。
真の復讐の刻はジュピターの死後、
その血と魂を受け継いだ孫「アポロン」の代に訪れる。
アポロンの深層心理にもまた、
祖父から継承されたジャスティス・オリジンの熾烈な復讐心が脈打っていた。