あらすじ
「私は、何者なんだろう。」
十二歳より前の記憶を持たない副隊長・黎は、
今日も相棒の狼を連れた隊長・玖狼と共に、世界の危機に立ち向かっている。
だがある日、術律を操る異形の獣《合獣》と出会ってから、
黎の中で何かが変わり始めた。
夜ごと見る、水底に沈む夢。
思い出せないはずの、誰かの声。
戦えば戦うほど、蘇っていく記憶の欠片。
それは、忘れていた「もう一つの自分」の始まりだった――。
中華風×近未来ファンタジー。
狼と生きる隊長、過去を失った副隊長、そして異形の獣たち。
彼らが挑むのは、世界の裏側に隠された、もう一つの真実。