あらすじ
世界各地で発見される、不思議な植物、鉱石、菌類、蝶――そして、いまだ正体の分からない数々の存在。
それらを調査し、記録し、標本として未来へ残す研究施設。
その名は、ベルダリオン研究所。
研究員たちは今日も未知の存在を追い、各地へ赴き、標本を持ち帰る。
美しい花が、必ずしも無害とは限らない。
小さな発見が、世界の常識を覆すこともある。
何気なく収蔵された標本の奥に、誰にも知られていない物語が眠っていることもある。
これは、世界を救う英雄たちの物語ではない。
未知を知ろうとする研究員たちと、
彼らが出会った数々の標本、
そして「記録されなければ消えてしまう物語」を巡る物語。
植物を扱う第一標本室をはじめ、ベルダリオン研究所で起こるさまざまな出来事を、一話完結を中心とした連作短編形式で描いていきます。
今日もまた、研究所に新しい標本が届く。
その標本には、いったいどんな物語が残されているのだろう。