あらすじ
会社に向かうはずだった通勤列車でうたた寝したら、見覚えのない田舎の風景を走り抜けていた。そして会社生活は見事に終わったと思った。
同じくうたた寝をしていた隣にいた子の頭がトンと当たり、主人公が目を覚ますところから冒険が始まる。
終点で列車を降りると見慣れない森の中の駅だった。そこから先は美しくも現実味を帯びない不思議なほどに幸せな世界が続く。
主人公は写真撮影を趣味にした雑誌編集者、植草英治と、そしてもう一人は一見すると大人しく、それでも感受性豊かな女子高校生、夢島優子。
英治はまるでこの不思議と幸福感高まる景色を一度見たことがあるようなデジャブーに遭遇した。どこかで見たような景色、経験したような出来事、そして度々起きるフラッシュバック。
一方で優子がこの列車で旅に出た理由を知り、そして主人公の過去についてすべての真実がそろったとき、物語はクライマックスを迎える。
この幸せを模した世界は何故二人の前に現れたのか、時折音を立てて刻まれる時計の音の正体とは何だったのか。
冒険、恋愛、そしてミステリーの3つを主軸とし、二人とその周辺のヒューマンドラマを描いていきます。
今回のキーワードは見送り人とおくられびとの言葉。
あなたはどの段階でこの違和感に気づけるだろうか。