あらすじ
※この作品は漫画原作コンテスト応募用に執筆したものです。通常の小説として読みづらい書き方となっておりますので、ご了承ください。
世界に一つの最強スキル――ただし名前が最悪だった。
魔物の脅威に晒される最前線、暗黒の森に隣接した戦士の村――イトラーク村。
村を治める名門騎士爵家の次男、ヒルマ・イトラークは、10歳を迎え、人生を左右する「スキル鑑定の儀」に臨む。
剣豪の父、魔法剣を操る兄。
誰もが認める英雄の血筋に生まれたヒルマは、自身もまた強力なスキルを授かると信じて疑わなかった。
しかし鑑定の水晶が告げたのは、世界に一つだけのユニークスキル――
その名も 《チクビーム》。
失望、嘲笑。
誇り高き戦士の村で、そのスキル名はあまりにも致命的だった。
人知れずオークの群れから村を守るためチクビームを放つも、誰にも信じてもらえず、ヒルマは陰湿ないじめを受けるようになる。
5年後、ビームに頼らず強くなることを決意したヒルマは、いじめっ子への復讐を果たし、自らの意思で村を去る。
これは、
「ユニークスキルのせいで人生が地獄になった少年」が、強さを求め、
やがて世界の常識をひっくり返していく物語。
~キャラ紹介~
ヒルマ・イトラーク
先天性スキル:チクビーム(ユニーク)
本作の主人公。15歳。白髪にところどころ赤い髪が混じっている。ビームはもちろん、ビームなしでもかなりの強さ。だいたいBランク冒険者くらいの強さはある。
基本心優しい好青年だが、一度怒ると何をするかわからない。家族や村民からの憐れみ、嘲笑に耐え切れず、強さを求めて村を出た。強くなることに貪欲。
ダンテ・イトラーク
先天性スキル:剣豪(1級)
主人公の父。45歳。全頭白髪(生まれつき白髪)。大太刀を使う。
かつては豪放磊落といった性格で、村民からも家族からも頼られる強き父であったが、ヒルマがチクビームに目覚めてからはぱっとしない。剣豪として暗黒の森にひそむ数々の凶悪な魔物たちを葬ってきた。国でも有名な剣士。ヒルマが村を出てから、苦悩の日々が続く。
ガルマ・イトラーク
先天性スキル:魔法剣(2級)
主人公の兄。18歳。白髪と赤髪半々くらい。目つきが鋭い。
戦闘狂のきらいがあり、魔物に対してすぐに突貫する。割とアホ。あまりうじうじ考えたりしない。ヒルマに対してもそんなに憐みの感情を持っていない。しかし、鑑定の儀で笑ってしまったことについては申し訳なく思っている。二つ名は双魔剣。
アリア・イトラーク
先天性スキル:魔術士(3級)
主人公の母。45歳。赤髪。元Cランク冒険者で、炎に関する魔法が得意だった。
心配性、若干過保護。優しい母。ヒルマのことについて、絶賛後悔中。なぜチクビームを受け入れたうえで、それを伸ばしてあげるように教育できなかったのか、ぐるぐる考え中。
ビリー
先天性スキル:斧術士(3級)
イトラーク村の斧使いの青年。15歳。金髪で短髪。そばかすがある。
幼少時はガキ大将、現在は村の若手のサブリーダーポジション。いじめっ子。ヒルマをいじめていた主犯格。戦闘センスはよく、村でも上位の戦闘力を持つ。ヒルマに負けてからは対抗心と復讐心を燃やしている。