あらすじ

北海道・道北。 旭川から少し離れた、山の近い小さな街。 街の外れ、人の暮らす場所と深い森との境目に、一軒の店がある。 昼は『喫茶 こもれび』。 夜は『小料理屋 おぼろ月』。 店を営むのは、魔女の孫・水森美月と、その祖父・朔太郎。 珈琲を飲みに来る近所の人。 仕事帰りに愚痴をこぼす会社員。 山からやってくる、人ならざるもの。 そして、森の奥にある小さな国から訪れるコロポックルたち。 この店で交わされるのは、他愛のない世間話ばかりではない。 仕事のこと。 家族のこと。 人と人ならざるものが共に暮らしていくこと。 そして、長いあいだ人との関わりを閉ざしてきた、小さな国のこれから。 すぐに答えが出ることばかりではない。 それでも、温かいものを食べて、少し話して、ときには違う世界の誰かの言葉を借りることで、昨日よりほんの少し前を向けることもある。 人も、人ならざるものも。 ここでは、みんな同じお客さま。 街と森の境目にある小さな店から、少しずつ二つの世界がつながっていく。 ちょっと不思議で、おいしくて。 ときどき、少し現実的な物語。 ※本作はカクヨムにも掲載しています。

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小説を読もう2026/08/30
  • 現在の作品こもれびと、おぼろ月