あらすじ
僕は何をしても長続きしない。
仕事も、趣味も、自分の首を絞めることも。
それでも恋人は奇跡的に出来た。
野球をやったこともないのに、ドラフトで指名されたこともある。
ある日、彼女に「何か嫌い」と言われた僕は、逃げる彼女を追いかけ、うっかり追い抜いた。
そのまま走り、生まれて初めての競馬で外れ馬券を200メートル投げ、185センチ110キロから逃げ、さらに走った。
そして、辿り着いた。
普通の人間なら、辿り着けるはずのない壁に。
僕の名前は、矢級矢玲矢。
やきゅうやれや、と読む。
でも野球はやらない。