あらすじ

かつて《軍神》と恐れられた仮面将軍・蘇白瑶(ソ・ハクヨウ。通称:ハユ)。 男装と仮面で正体を隠し、十代から戦場を駆けた彼女は、二十二歳になった今、軍を辞め、妹と山奥の薬茶館でひっそり暮らしていた。 もう戦争はしたくない。 薬草を摘んで、茶を飲んで、妹と静かに生きていきたい。 ――なのに。 「ハユねえさま。お金がないんだけど」 戦場では天才、しかし商売は壊滅的。 元軍神、まさかの破産寸前。 そこで十三歳の妹・奏(カナル)が経営を引き継ぐことになるが、彼女の頭には突然、この世界にはないはずの「顧客」「需要」「利益」「ブランド」といった知識が流れ込み始める。 さらにそこへ、三年前に白瑶が置き去りにした元部下・顧虹(コ・コウ)が現れた。 愛想よし。料理上手。接客上手。 白瑶の好みも癖も知り尽くし、当然のように住み込み始める美貌の青年。 しかし彼の正体は、龍国最強の暗殺組織《龍影衆》の首領。 かつて白瑶に近づいたのも、龍国から失われた神器《天鱗核》を探すため――だったはずなのだが。 「三年間、探しました」 暗殺対象を三年間? 好きな茶も、嫌いな食べ物も覚えて? 見つけた途端、住み込みで料理まで作って? ……それ、本当に任務ですか? しかも肝心の《天鱗核》は、白瑶ではなく妹のカナルの中にあるようで――。 静かに暮らしたい元軍神×店を繁盛させたい天才経営少女×元暗殺対象に執着する訳あり元部下。 戦場を捨てた女将軍のもとへ、過去の縁と国家級の秘密と面倒な男たちが、次々と押しかけてくる。 山奥の小さな薬茶館から始まる、中華風ファンタジー×お仕事×恋愛譚。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/08/30
  • 現在の作品仮面の軍神は恋を知らない ~三年前に捨てた元部下が、わたしを離してくれない理由~