あらすじ

高校を卒業し、探索者になった朝倉蓮には致命的な問題があった。 ダンジョンに入れない。 入口は開いている。 他の探索者たちは普通に通れる。 資格も装備も問題ない。 なのに蓮が足を踏み入れようとした瞬間だけ、ダンジョンの入口が閉じるのだ。 何度試しても結果は同じ。 やがて周囲からは、 「ダンジョンにすら拒絶された男」 「探索者として終わっている」 と笑われるようになった。 蓮自身も、自分には探索者の才能がないのだと思い始めていた。 ――ある日までは。 誰もいない深夜、いつものように閉ざされたダンジョンの前に立った蓮の耳へ、不思議な声が届く。 『お願い……助けて』 その声を発したのは、人間ではなかった。 世界中でただ一つ、蓮を拒絶しないダンジョン。 そして蓮がその内部へ足を踏み入れた瞬間、これまで彼を拒み続けていた理由が少しずつ明らかになっていく。 ダンジョンは蓮を嫌っていたのではない。 恐れていたのだ。 これは、ダンジョンに入れてもらえなかった最低評価の新人探索者が、やがて世界中のダンジョンから最も恐れられ、そして最も必要とされる存在になっていく物語。

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小説を読もう2026/08/30
  • 現在の作品ダンジョンが俺だけ入れてくれない