あらすじ
「ちょっと相談に乗ってほしいの」
大学二年生の小松幸司は、ある日、片思いの女の子・奥村三奈に声をかけられる。
ドキドキしながら話を聞くが、幸司の期待に反して、三奈の相談は彼氏との恋愛相談だった。
三奈に彼氏がいることもショックだったし、清純そうな顔してやることやってるってのも絶望したし、何よりどんなにアプローチしても『相談に乗ってくれるいい人ポジション』でしかない自分に腹を立て、やけ食いをする幸司。
ラーメンを食い終えた後も、まだ空腹はおさまらず、追加でつけ麺を注文。
ようやく満腹になったそのとき――
店の空気が変わった。みんなが俺の顔を見る。
最初は、大食い過ぎてひかれているのかと思った。
しかし違う。男も女も、うっとりとした憧れの表情で俺を見ている気がする。
店を出ようとすると、女子高生に呼び止められる。
「あの……これ、私の連絡先です」
こうして、俺のモテモテ人生が始まった。