あらすじ
「九郎と代」
九郎の心は藤に囚われていた。自由奔放で美しかった藤を、忘れられない。そんなある日、ある事情から、藤の子どもの蒼、姪の代を引き取り共に暮らすことに。時は過ぎ、蒼はある女性を愛し、代は九郎を愛するようになる。
過去に愛した女性の声とそっくりな代からの愛に、九郎は素直に受け入れることができないでいた。代はそんな九郎にもやもやしながらも、真っ直ぐに愛を伝える。
ある日、毎日のように会いに来ていた代がぱたりと来なくなった。九郎は愛想を尽かされたと思ったけれど...。
過去の愛に囚われる九郎と、愛を知らなかった代のその後の恋話。
「紅と蒼」
「蒼と紅」最終話 ❐ a few years from now ❐ のひとつ前のいざこざ話。
異国の地へ旅立った蒼と紅。その地で待っていたのは幸せだけではなかった。
仕事に没頭する蒼、慣れない環境に合わせようとする紅。少しずつすれ違い、気持ちのズレが生じた頃、街中を歩く蒼の隣に金髪美女が寄り添うのを見かけてしまう紅。
きっかけは些細なこと。紅と蒼の、お互いを想いながらも上手くいかない結婚のその後の様子を書いた番外編。