あらすじ

十八歳の春。 孤児院を出るレオンが手にしていたのは、みんなが内職で貯めてくれた十銀貨と、幼馴染のマルクが貸してくれた二銀貨。 合わせて、十二銀貨。 仕事はない。 家もない。 商売の経験なんて、もちろんない。 それでもレオンには夢があった。 「商人になって、儲けたい」 王都で鉄くずを仕入れて鉱山都市へ。 塩を積んで農村へ。 やがて手押し車を引き、馬車を走らせ、少しずつ交易の道を広げていく。 安く買えば儲かると思って失敗する。 売れた商品を仕入れすぎて余らせる。 人に仕事を任せたくせに口を出す。 そして儲け話を見つけた日に限って、困っている人を見つけてしまう。 これは、特別な力も未来の知識も持たない十八歳の若者が、失敗し、人と出会い、商売を覚えていく物語。 売るのは商品。 積み上がっていくのは、どうやらそれだけではないらしい。

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小説を読もう2026/09/20
  • 現在の作品『商人レオンは今日こそ儲けたい』