あらすじ
九澄玲奈は完璧な偶像だ。誰もが振り返る美貌を持ち、成績は学年首席で生徒会長。
しかし、彼女には誰にも言えない秘密があった。プレッシャーに押し潰されそうになると、放課後の旧図書室にいる平凡なクラスメイト・浅葉結衣の元へ逃げ込み、甘く依存してくるのだ。
結衣の隣は、玲奈にとって「完璧でなくても許される、唯一の息継ぎの場所」。
結衣もまた、絶対的なカーストの頂点にいる少女が自分にだけ無防備な姿を見せ、自分がいなければ呼吸すらできないという事実に、仄暗い優越感と支配欲を満たされていた。
決して交わるはずのない二人は、歪で絶妙なバランスを保っていた。
しかしある日の昼休み、玲奈がクラスの中心で男子生徒からアプローチを受けたことで、結衣の奥底に眠っていた真っ黒な独占欲が決壊し——。
これは、美しく傲慢な少女と、彼女を独占してしまった平凡な少女が、甘く息苦しい地獄へと共に堕ちていくまでの物語。