あらすじ
「少し力不足だけど、特別に護衛にしてあげる。優秀な仲間と出会えるまでの間、よろしくね」
記憶のぼんやりした青年セヴェルが、世界中から狙われる人生六周目の姫に、“つなぎ”の護衛として拾われるお話。
☆ ☆ ☆
商都の外れで祖父と暮らす青年セヴェル。
ある日彼は、世界中から追われる王女ステラを助けることになる。
星の大精霊の加護を受けたステラは、五度の人生をやり直してきた回帰者だった。
強大な仲間たちを集め、何度も星の大精霊を目指し――それでも届かなかった。
そして迎えた、最後の六周目。
これまでの人生では出会わなかった青年と出会った彼女は、セヴェルを護衛として連れていくことにする。
「まずは次の街で貴方の代わりを探そうと思うの」
こうしてセヴェルは、人生六周目の姫の護衛になった。
これは、星に願いを叶えてもらうため旅をする姫と――
やりたいことも、やるべきこともない、ただの護衛の物語。