あらすじ
慈善委員会の会議後、リリアーナは身に覚えのない恋文を公爵令息ルーカスへ送ったと噂されていた。
しかも、届いた手紙の筆跡は自分によく似ている。
それでもリリアーナが否定すると、ルーカスは意外なことを口にする。
「この手紙はリリアーナ嬢が書いたものではありません」
なぜ、彼だけがそう言い切れるのか。
偽の恋文を書いた人物を探すため、二人は一緒に調べ始める。
けれど手掛かりを追うほど、リリアーナにはもう一つの疑問が生まれていく。
――どうしてルーカス様は、私の文章をそんなに覚えているのだろう。
身に覚えのない恋文から始まる、令嬢と公爵令息の謎解き恋愛物語。