あらすじ
寛永十四年、江戸。夜道で悪どい金貸しばかりが狙われる連続殺害事件が発生していた。現場には必ず、異国の象形文字のような謎の線刻が施された小石が残されており、奉行所の同心・伊織は捜査に行詰まる。
伊織が頼ったのは、表向きは骨董屋、裏では探偵兼殺し屋として裁けぬ悪を討つ「影月堂」の店主・煉斎(れんさい)だった。
煉斎は事件の陰に、かつてナイルの地より渡ってきたとされる秘宝と、古代エジプトの伝承に魅せられ「神の審判」を騙って私刑を繰り返す狂気の存在を突き止める。
探偵として事件の真相を解き明かした煉斎は、夜の闇の中で殺し屋としての刃を抜き、自称「審判者」へ冷徹な裁きを下すのだった。