あらすじ
北海道。
麻雀が日常に根付いたこの世界では、卓上に奇跡を起こす「異能」を持つ雀士たちが存在していた。
そんな世界で、アイドルと麻雀の両方で注目を集める5人の少女がいる。
小学5年生のアイドルユニット――零朱神秘(れいかいカムイ)。
ライトブルーの虚城澄香、シロの瀬薪瑠々香、キイロの鷹垣結衣、ムラサキの裹眼尊、そしてピンクの甘城奏歌。
小学4年生からともにアイドルと麻雀を学んできた5人は、デビューと同時に小学生麻雀界を席巻していく。
相手の危険牌を見抜く少女。
相手の欲しい牌を奪う少女。
決して裏目を引かない少女。
神に愛されたかのような幸運を持つ少女。
そして――どんな対局でも、一度も点棒を失ったことがない少女。
それが、虚城澄香だった。
澄香は大の麻雀好き。
中でも三色同順が大好きで、一筒を引き寄せるように和了する彼女には、他の少女たちとは違う不思議な力が宿っていた。
5人はアイドルとして歌い、笑い、ステージに立つ。
その一方で、卓を囲めばそれぞれの異能をぶつけ合い、全国の強敵たちと激しい麻雀を繰り広げていく。
やがて少女たちは小学生から中学生へ、そして高校生へ。
成長する身体とともに、彼女たちの麻雀も、異能も、大きく変化していく。
その中でも澄香の力は、まだ本人すら知らない可能性を秘めていた。
大好きな麻雀。
かけがえのない仲間。
そして、幼い頃に突然姿を消した両親。
麻雀アイドルとして頂点を目指す少女たちの物語は、やがて北海道から世界へと舞台を広げていく――。