あらすじ
雨が燦々と降り注ぐ静かな森。そこには、かつて生死を共にした仲間たちの墓があった。
生き残った「元隊長」の青年は、墓前でひとり、幻影となってしまった仲間たちの声を聞く。
「俺は、隊長としていられただろうか?」
戻らない日常。そして消えない傷跡。
墓石に別れを告げた青年は、失ったものすべてを取り戻すため、再び銃を手に取る。
──己の目的は三つ。
壱・仲間を無残に殺した仇への『復讐』。
弍・戦場から奪われた、仲間たちの『形見の回収』。
参・その足がかりとして、ギルドの『冒険者』となり情報を集めること。
過去に囚われていた一丁の銃が、その黒金の弾丸を今、未来へ向けて撃ち放たれる。
これは、孤独になってしまった元軍人が世界にその名をもう一度轟かせるまでの、再起と復讐の物語。