あらすじ
人の姿に紛れ、人間からあらゆるものを奪う怪物――掠奪者(デポル)。
一度目の人生で奴らに殺された久世恒一は、七歳へ戻り、二度目の人生を復讐に費やした。
仲間と出会い。
愛する女性、加藤ベアトリクスめぐみと出会い。
多くの犠牲を払いながら、デポルを根絶寸前まで追い込んだ。
そして久世自身も、再び三十五歳で死んだ。
そのはずだった。
死後、女神となっためぐみと再会した久世は、再び七歳の肉体を与えられ、三度目の人生へ送り込まれる。
与えられた魔法は、炎でも雷でもない。
作れるのは、ただの「長方形」。
戻された先は、一度目の自分が殺された二〇二五年。
目の前には、かつて救えなかった女性。
そして、死にかけている三十五歳の自分自身。
一度目は奪われた。
二度目は奪い返した。
なら、三度目は。
これは、デポルを根絶寸前まで追い込んだ男と、その隣を歩き続けた女が、今度こそ二人で未来を変えていく物語。