あらすじ
──竜の裸を見たその日から、運命は世界ごと狂い始めた──
駆け出し冒険者の少年、ハイリ・エルノーザは、森の奥にある湖で身体を清める少女を偶然目撃してしまう。
だが、その少女の正体は――竜血種族《ドラゴノイド》の姫だった。
当然のように殴られ、気絶したハイリが目を覚ますと、そこは竜血種族の宮殿。
しかも彼は、竜族の姫エイレツィエンナ・ルーチェ・ユグドラシアル――エレナと『番』になるよう告げられてしまう。
「なんで俺が!」
「私だって、お断りよ!」
互いに反発する二人。
そんな二人に、竜王が提示した条件は一つ。
――魔神の時代を終わらせること。
それができたなら、『番』の話は白紙にする。
こうして、何の因縁もなかったはずの人間の少年と竜の姫は、世界を巡る旅へ出る。
旅の中で出会う人々、仲間、そして数々の事件。
やがて二人は、人間と竜が歩んできた歴史の裏側へと足を踏み入れていく。
そして待ち受けていたのは――
世界に隠された、誰も知らない真実だった。
これは、人間の少年と竜の少女が、
真実と向き合い、失われた「あるべき姿」を取り戻すまでの物語。