あらすじ

連日の雨が続く、ある秋の日。 会社帰りの雨音時雨(アマオト・シグレ)は、駅のホームで気になる男性の後ろ姿を見つける。 仕立てのいいスーツに、高そうなブランドの革靴。 それなのに肩からかかっているのは、クロネコがプリントされた、どう見ても安そうなアイボリー色のトートバッグ。 そのちぐはぐな姿が妙に気になった時雨は、彼を心の中で「クロネコさん」と呼ぶことにした。 それから数日後。 偶然の再会をきっかけに、時雨は彼が取引先の若き社長、晴渡虹介(ハレワタリ・コウスケ)だと知る。 仕事では完璧、見た目も申し分ない。 けれど、なぜか時雨に向ける彼の言葉には、ときどき妙な違和感がある。 「俺には……君しかいない」 ……いや、ちょっと待って。 あなた、彼女いるって言ってましたよね? クロネコちゃんトートをめぐる、ちょっと不思議な出会いから始まる恋物語。 雨音時雨と晴渡虹介――二人の関係がたどり着く先とは。

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小説を読もう2026/09/19
  • 現在の作品雨音時雨は、晴渡虹介を知らない