あらすじ
世界一穏やかな国、サンライズ。
その東の海で漁団を率いるソウは、魚と酒と仲間がいればそれでいい、豪快で自由な漁師だった。
だがある日、平穏な海へ異国の軍船が現れる。敵が操るのは、ソウも見たことのない“魔法”。
仲間を傷つけられたソウは、捕鯨用の銛一本で敵船へ乗り込み、怒りから紅い魔力《ラグナロク》を覚醒させる。さらに敵の魔法剣すら奪い取り、自らの力で異形の武器へと変えてしまう。
しかし、そこへ現れた海竜王リヴァイアサンに海へ投げ出され、ソウは異国クラウドラへ流れ着く。
そこで出会ったのは、最古の吸血鬼ルーン。
口の悪い漁師と、気ままな吸血鬼。 軽口を交わしながら故郷への道を探す二人を待っていたのは、新たな戦いと、持ち主の願いに応える聖剣だった。
帰る先には、侵略者と海竜王が待ち受けている。
国を救う英雄になるつもりなどない。
ただ、自分の海と仲間を奪われるのが気に入らないだけだ。
これは、一人の漁師が後の世で――海賊王と呼ばれるまでの物語。
※『聖剣と悪の血統者』の前日譚。本作単独でもお楽しみいただけます。
完結まで毎日19時投稿です。