あらすじ
伯爵令嬢ジョゼはそろそろ結婚したい。
しかし縁談は一向にまとまらない。
借金持ちも、女性関係に問題のある男性も、頼れる執事アレクスが次々と「不適格です」と退けてしまうからである。
ついでに贈られてきたワインも返送する始末。この執事はジョゼの知らぬ間に縁談ごと断っていた。
そんな有能(?)な執事アレクスには悩みがあった。
身分がほしい。お嬢様に求婚できるくらいの身分が。
アレクスはジョゼに十年間、ドがつくほど重い超絶片思いをしているのである。
――ある日、【結婚したい男性ナンバーワン】ことオズウィン王太子が、視察とお妃探しをかねてジョゼのもとを訪れた。
品行方正・温厚篤実・文武両道・才色兼備・おまけに容姿端麗と国中から称賛される王太子の登場に、さすがのアレクスも困惑する。
――なぜなら、アレクスにとって王太子は【ジョゼお嬢様に会ってほしくない男性ナンバーワン】なのだ!
これは善良(ただし不器用)な伯爵令嬢と、有能(ただし恋愛面はポンコツ)な執事、それからイケメン王太子(イケメン王太子)が織り成す、じれったい&ちょっとおかしい恋物語である。