あらすじ
とある世界、とある王都の平民街に住む、血の繋がらない二人の兄妹の話。
昼は喫茶店を営み、夜は二階で日常生活を送るどこにでもありふれた、当たり前のもの。
二年前、少女の故郷は戦争によって焼かれた。
そして少年は少女の手を取り、全てから逃げ、贖罪のために自分のためにこの子を育てることを、共に生きることを選んだ。
そしてただの贖罪は愛情へと移り、今となってはただの親バカ。
──だがそんな親バカも、ただの親バカではなくどこか常に警戒をし、人と少し違う価値観の持ち主で、少女のためなら人殺しも厭わない。
そして少女は少し風変わりであった。
「こちらに行きたい」と言えば強盗が起き、「あちらに行きたい」といえば目当ての人を見つけることができた。
そんな二人の、何気ない日常と崩壊の話