あらすじ
この世界では、一度使った魔法は必ずもう一度起きる。
荷物を浮かせれば、未来のどこかで別の何かが浮く。
傷を治せば、その治癒もまた因果の先で起きる。
二度目が、いつ、どこで、何に起きるのかは誰にもわからない。
そして二発目が起きれば、その魔法は終わる。
因果解析官アデル・ロウの仕事は、街に残された「二発目」を追い、その候補を絞り、被害を減らすこと。
物流、医療、保険、行政。
人々は便利な魔法を使いながら、その先に残る一発まで引き受けて暮らしている。
そしてアデル自身にも、四年前に使った防壁魔法の「二発目」が、まだ残っていた。
予測はできる。
だが、確定はできない。
それでも今、魔法を使うかどうかは決めなければならない。
未来に残る魔法と共に生きる、異世界お仕事ファンタジー。