あらすじ
戦争が終わらない帝国、ヴァルディア。
四方を敵国に囲まれ、戦争が日常となったこの国に、一人の平民が士官学校へ入学する。
レオン・ヴァイス。
軍需商人の息子である彼には、魔法もなければ、卓越した剣技もない。
あるのは、幼い頃から父の仕事を手伝う中で身につけた、戦争を「数字」で見る力だった。
「一万人いる? で、その一万人を何日食わせられる?」
兵士、食料、馬、武器、輸送路、金。
レオンが見るのは、敵軍の強さだけではない。
だが、彼が挑むことになるのは敵国だけではなかった。
貴族に支配された軍。
現場を知らない中央。
そして、何百年も戦争を続けてきた帝国そのもの。
一人の平民士官が、戦争の常識を覆し、帝国を変えていく。