あらすじ

母も祖母も、同じ公爵家と結婚して離婚した。 だからエレナも、そうする予定だった。 貴族の婚姻・血統・契約を扱う王立系譜院で働く伯爵令嬢エレナ・マロルト。 北方を守るグレドフ公爵家には、代替わりのたび一度だけ正式な妻を必要とする古い「呪い」があり、その妻を代々務めてきたのがマロルト家の女性だった。 今回の結婚相手は、若き公爵アレクシス・グレドフ。 役目が終われば円満離婚。それだけのはずだった。 ところがアレクシスは、エレナの仕事も能力も一人の専門家として尊重してくれる、思いのほか誠実な人だった。 好きになってはいけない。 どうせ別れるのだから。 そう思うほど彼に惹かれていく中、予定されていた離婚の日がやってくる。 母も祖母も簡単に解除できた婚姻契約。 当然、自分にもできるはずだった。 ――なのに、切れない。 こうして二人は、離婚するために夫婦を続けながら、「なぜ自分たちだけ離婚できないのか」を調べることになる。 これは、家に決められた結婚から始まった二人が、自分たちの意思で人生と相手を選ぶまでのお話。

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小説を読もう2026/09/19
  • 現在の作品母も祖母も離婚しましたので、私も公爵様と離婚する予定です