あらすじ

妾の名は、タマモ。 主様よりいただいた、大切な名である。 普段は三毛猫。 時には人の姿を取り、家事をしたり、買い物へ出たり。 新しく越してきた家で、猫好きの主様と静かに暮らしている。 妾が望むのは、主様のおそばで穏やかに過ごすこと。 それだけである。 けれど、この街には人ならぬ者たちも暮らしていた。 喧嘩をした猫の妖。 水路に棲む小さな精霊。 居場所をなくした者。 何やら困ったことを抱えて訪ねてくる者たち。 一つ話を聞き、ひとつ揉め事を収めるうちに、 どういうわけか、妾のところへ相談事が集まるようになってしまった。 そうして少しずつ知り合いが増え、 時には少し普通ではない出来事へ巻き込まれながらも、 最後にはいつもの家へ帰ってくる。 主様と食事をし、 猫の姿で撫でていただき、 ときには人の姿で、その隣に座る。 これは、主様と妾と、少し変わった隣人たちの―― 普通のようで、やっぱり少し普通ではない日々の物語。

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小説を読もう2026/09/19
  • 現在の作品猫とボクと普通(?)の日々