あらすじ
皆野正義、二十歳。
子供の頃からヒーローに憧れ、今は街の小さな「何でも屋」として、困っている人に手を差し伸べている青年だ。
そんな彼のもとへ持ち込まれたのは、血を抜かれた死体が相次ぐ「吸血鬼事件」。
調査の先で正義が知ったのは、宇宙から飛来した怪異、神の力を封じた《アンプルキー》、そして人ならざる力を身に纏う《纏神》だった。
神を纏い、怪異と戦うヒーロー――ニグルス。
けれど正義はまだ知らない。
自分が手にした力も、出会う事件も、そして傍らにいる黒河ヤヨさえも、ひとつの大きな物語へ繋がっていることを。
世界すべてなんて守れなくていい。
それでも、目の前で泣いている誰かには手を伸ばす。
これは、誰かに“創られた”青年が、本当のヒーローになっていく物語。