あらすじ

高校時代、俺には憧れの先輩がいた。 何でもできて、周りから頼られていて、いつも笑っている人。 失敗して立ち止まっていた俺に、手を差し伸べてくれた人。 ――「失敗したことより、失敗したあとに何をするかのほうが大事でしょ」 あの言葉は、社会人になった今も俺の中に残っている。 そんな先輩と、数年ぶりに再会した。 けれど、久しぶりに会った彼女は、俺が知っていた「完璧な先輩」とは少し違っていた。 仕事で無理をして、疲れていても「大丈夫」と笑う。 道に迷っても「迷ってない」と言い張る。 そして、甘いものを前にすると、少しだけ子どもっぽい顔をする。 昔は、そんな姿を知らなかった。 憧れていた背中を追いかけるだけだった俺は、今度は彼女の隣に立ちたいと思うようになる。 だけど、彼女にも誰にも言えない過去があって――。 これは、完璧じゃない二人が、 少しずつ相手の弱さを知りながら、 「支える」ことと「一緒にいる」ことを探していく物語。 あの日、追いかけていた背中が―― 今は、すぐ隣にいる。

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カクヨム
カクヨム2026/09/19
  • 現在の作品君のとなり― 憧れだった先輩と、もう一度 ―