あらすじ
「来るか。灰鐘の森だ。後ろで回復だけしていればいい」
冒険者ギルドの人気受付嬢エルシアは、ある日、街一番の変人剣士にスカウトされる。
男の名はアルト・ヴァレイン。
単独でS級魔物を討ち倒す絶対的実力者でありながら、無駄を削ぎ落としすぎた最短剣術を「地味」「連携を乱す」と見下され、仲間から追放された孤独な剣士だった。
だが、エルシアには分かっていた。
彼の剣は冷たいんじゃない。誰よりも優しくて、無駄がないだけなんだと。
エルシアの魔法は、ただ傷を塞ぐだけではない。
人体の呼吸と魔力の歪み――アルトの超速戦闘が生み出す微小な崩れを先回りして整え、その【思考負荷】を完全にゼロにする規格外の調律治癒だった!
「お前の回復なら、俺の間合いを広げられる」
「アルトさんの剣は世界で一番速くて、一番かっこいいです!」
初陣を無傷で制したエルシアは正式に冒険者へ転向。
後衛の【戦況管理(司令塔)】を身につけ、瞬く間にトップ白魔導士へと駆け上がっていく。
やがて名声を聞きつけた大国騎士団やSランクパーティから、破格の年俸と爵位を掲げた引き抜きが殺到するが、エルシアは満面の笑顔で一蹴した。
「王立騎士団だろうが関係ありません!
仮に100万人組んでくれる騎士様がいたって……私はアルトさんを選ぶんです!」
孤独だった最強剣士と、彼を全肯定して伝説へ導く元受付嬢の、爽快成り上がり冒険譚!
※ハッピーエンド確定・ストレスフリー設計
※カクヨム様にも同時掲載しています