あらすじ

私には、誰にも言えない秘密がある。 人と人を結ぶ「運命の糸」が見えるのだ。 家族を結ぶ糸。 友情を結ぶ糸。 そして、恋人たちを結ぶ糸。 けれど、私自身に繋がる糸だけは、幼い頃からずっと一本しか見えなかった。 黄金色に輝くその糸の先にいるのは、十年前に亡くなったはずの王子様。 まだ生まれてもいなかった私と、死んだ王子様を結ぶ運命の糸。 そんなものが存在する理由なんて、私には分からなかった。 けれど十七歳の誕生日の夜、私は一人の青年と出会う。 そして彼は、初対面の私を見て、懐かしそうに微笑んだ。 「……やっと会えた」 その青年は、死んだはずの王子――ルシアン・アストレアだった。 そして彼には、私の知らない記憶があった。 私たちは、今まで何度も出会っていた。 何度も恋をして。 何度も別れて。 何度も同じ運命を繰り返していた。 けれど、今回の人生は今までとは違う。 私はもう、誰かに決められた運命を受け入れるだけの少女ではない。 「運命だから」ではなく、私自身の意思であなたを選びたい。 死んだはずの王子様と、何度も巡り会う私。 これは、運命に導かれた恋ではない。 運命さえも乗り越えて、二人で未来を選ぶ恋物語。

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小説を読もう2026/09/19
  • 現在の作品死んだはずの王子様が、私の運命の人でした