あらすじ
「嘘を吐くとき、人間は必ずどこかに綻びを残す」
かつて裏社会を震撼させた伝説の天才詐欺師・蓮見零。
彼には、一度見聞きした視覚・聴覚などのあらゆる情報を4K以上の解像度で脳内に完全保存し、自在に検索・逆再生できる特異体質『絶対記憶』があった。
三重の生体認証に守られ、窓は完全固定。誰も出入りできないはずの「完全密室」。
しかし、現場には蓮見の指紋がべっとりと付いた凶器が残され、窓の外には犯行のシルエット映像までが記録されていた。
突如突入してきた特殊急襲部隊(SAT)によって、蓮見は「国家の要人を暗殺した凶悪テロリスト」として現行犯逮捕されてしまう。
彼を罠に嵌めたのは、警察機構の頂点に君臨し、国家を裏から支配する巨大な黒幕。
証明の猶予はわずか48時間。
逃げ場ゼロ、通信遮断、圧倒的な国家権力による完全包囲網。
絶体絶命のドン底に突き落とされた蓮見は、かつての因縁の相手である銀髪の天才ハッカー・天海湊と最狂のバディを結成する。
これは、たった一人の天才詐欺師が、腐敗した国家権力が作り上げた「完璧な嘘」をすべて喰い破り、世界の真実を引きずり出す壮大なリベンジ・サスペンス。