あらすじ

魔王軍を滅ぼした勇者は、地球から召喚された人間だった。 ならば、その故郷ごと絶望させてやる。 元魔王軍の首席罠師ルークは、復讐のため現代日本に極悪ダンジョンを作り上げた。 床の粉塵に紛れた不可視の鋼線。 わずか0.12秒だけ開く退避地点。 攻撃すればするほど足場を奪うボス。 すべて、人間を本気で殺すために設計した罠である。 ところが地球のダンジョンには、死亡しても入口へ帰還する「魂帰還」の仕組みがあった。 そして最初の犠牲者は、自分の死亡映像を見返して叫んだ。 「待て、ちゃんとヒントあったぞ! 神調整じゃん!」 死にゲー狂いの配信者たちは、死ぬほど喜んだ。 高速攻略に命を懸けるRTA走者。 殺意すら遊び場に変える天才探索者。 自分から罠を踏んでデータを取る重装タンク。 ルークが殺意を高めるほど、彼らは攻略に熱狂する。 絶望させるほど、なぜか投げ銭と称賛が増えていく。 「違う。俺は貴様らを楽しませているのではない」 これは、人類を絶望させたい元魔王軍の罠師と、 その殺意を最高難度のゲームとして楽しんでしまう人類による、 終わりなきダンジョン攻略戦。 ――殺意100%。ただし人類からの評価は「神運営」。

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カクヨム
カクヨム2026/09/18
  • 現在の作品殺意100%で極悪ダンジョンを作ったのに、死にゲー狂いの配信者たちに「神運営」認定されて、元魔王軍軍師はキレている