あらすじ
海の上にぽかりと浮かぶ島国、通称スモールアイランド。
固有の生きものたちと共に暮らすこの島では、カンガルーもコアラもワラビーも、ちょっとそこまで行けば普通にいる。
そんな島の自然保護局で働くハンナのもとには、今日も一本の電話がかかってきた。
相手は、毎日のように緊急ダイヤルへ電話をしてくる酔っぱらい、トミー・リチャードソン。
いつもの与太話だと思っていたのに、突然聞こえた苦しげな声と「カンガルー」のひと言。
慌てて現場へ向かったハンナたちが見たものは――カンガルー相手に拳を構えるリチャードソンだった。
人と動物と、ときどき酔っぱらい。
今日もスモールアイランドの自然保護局は、ちょっとだけ騒がしい。