あらすじ

十五世紀、百年戦争のただ中にあるフランス。 小さな村ドンレミで暮らす少女ジャンヌは、ある日「声」を聞く。 フランスを救い、王太子シャルルを戴冠させよ――。 神の使命を信じた少女は故郷を離れ、やがて軍勢の先頭に立つ。 嘲笑されても退かず、傷を負っても立ち上がり、絶望に沈んでいた兵士たちを奮い立たせるジャンヌ。オルレアンの包囲を破り、王をランスの戴冠へ導いた彼女は、人々から「乙女」と呼ばれる英雄となっていく。 しかし、勝利は永遠には続かなかった。 敗北、政治、孤立、そして捕縛。 剣も旗も仲間も失ったジャンヌを待っていたのは、同じキリスト教の聖職者たちによる宗教裁判だった。 神を信じるとは何なのか。 同じ神を信じる者同士が殺し合う時、神は誰の側にいるのか。 宗教は人を救うのか、それとも縛るのか。 誰かの言葉に従うことと、自ら信じて生きることは何が違うのか。 死を恐れ、迷い、苦しみながらも、強さと気品を失わなかった一人の女性。 これは「聖女」という名の向こう側にいたジャンヌ・ダルクが、自分の信じるものと向き合い続けた物語。

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エブリスタ
エブリスタ2026/09/18
  • 現在の作品神託の華 ―ジャンヌ・ダルク、炎に消えた聖女―