あらすじ
アンおばあさんが入院してしまい、静まり返った小さな赤レンガのお家。
ひとりぼっちでお留守番を続ける茶トラ猫のジンジャーの前に現れたのは、誰にも名前を呼ばれないと消えてしまう、どんぐり帽子の小さな妖精でした。
「おばあさんが帰ってきたとき、お家があったかいように」
言葉の通じない一匹と一人が、満月の夜にお家を綺麗にする「光集めの大そうじ」を始めます。
おばあさんが隠してくれたお月様のマカロンを分け合い、距離を縮めていく二人。
しかし、満月が一番高く昇るころ、妖精の体は今にも消えそうなほど透明になってしまい――。
大人が読むとなつかしく、子どもが読むと心がぽかぽかと温まる、優しくて少し切ないお留守番の奇跡を描いた絵本風ファンタジー。