あらすじ
作品説明
「これ、本当にあった話なんですけど――」
怪異探偵団のもとには、各地から奇妙な体験談が届く。
旅行先で出会った、いるはずのない人。
誰も住んでいない部屋から聞こえる生活音。
自分とは違う名前で届いた荷物。
地図には存在しない道。
帰ってきたはずの人間と、帰ってこなかった“何か”。
本作に収録しているのは、怪異探偵団へ寄せられた体験談や、体験者への聞き取りをもとに記録・整理した「実話怪談」です。
創作のホラー小説として怪異を作り上げるのではなく、体験者が「実際に見た」「聞いた」「遭遇した」と語った出来事を、その証言をもとに文章として残していきます。
もちろん、そこで起きた現象が本当に幽霊や怪異によるものだったのか、こちらに証明することはできません。
勘違いだったのかもしれない。
偶然だったのかもしれない。
何らかの自然現象で説明できるのかもしれない。
ただし、それでも説明のつかない部分だけが残った話があります。
ここに記録するのは、そんな話です。
福岡・九州を中心に、日本各地から寄せられた怪異の記録を一話完結形式で掲載しています。
あなたなら、この話をどう説明しますか。
あらすじ
怪異探偵団には、日々さまざまな「説明のつかない体験」が寄せられている。
海辺で、自分たちとまったく同じ姿をした人間を見たという男女。
洞窟で名前を呼ぶと、声を出すより先に自分の名前が返ってきたという男性。
注文した覚えもなく、宛名も自分ではない荷物が、何度処分しても自宅へ届いたという女性。
体験者への聞き取り、残された記録、現地の情報。
可能な限り話を整理していくものの、最後まで説明できない部分が残る。
本作は、そうして怪異探偵団に集まった体験談を、一件ずつ「調査記録」として残していく実話怪談集。
創作された怪異ではない。
少なくとも体験者たちは、それを「本当に起きたこと」として語っている。
信じるかどうかは、読んだあなたに委ねたい。