あらすじ
地獄みたいな青春でも。
高校二年生の夏。
僕のクラスは、誰もが「問題クラス」と呼ぶ場所だった。
授業中は騒がしい。
先生には怒られる。
クラスメイト同士の仲も最悪。
僕はそんな場所から早く卒業したいと思っていた。
そんなある日、担任が言った。
「文化祭、このクラスで劇をやるぞ」
「無理だろ」
「絶対まとまらないって」
教室中から不満が飛び交う。
その中で、一人だけ立ち上がった。
「だったら、やってみようよ」
転校してきたばかりの少女・七瀬。
彼女の一言から、バラバラだった僕たちの毎日が少しずつ変わり始める。
失敗しても笑われても、何度でもやり直す。
「こんな青春、地獄みたいだな」
僕が言うと、七瀬は笑った。
「でも、自分たちで選んだ地獄なら――最後まで楽しもうよ」
これは、完璧じゃない僕たちの青春物語。